結婚式場選び~抑えておきたいポイントのすべて!~
「結婚式場の選び方ってどうするの?たくさんありすぎて、どこが良いのか分からない・・・」
結婚式場探しを始めたばかりのカップルには、このような悩みは多いものです。
プロポーズで婚約、それぞれの両親への挨拶、婚姻届の準備も済ませたら、次は結婚式場を探すことになるでしょう。
でも、結婚式場を探すところで、どのような順序で自分たちに合った式場を探せばよいのか分からない方が、ほとんどではないでしょうか。
すでに結婚式場を決めているカップルや、ブライダル関係のお仕事についている方は、問題ないでしょうが、結婚は人生の一大イベント。
後悔のない結婚式場選びは、あなたの幸せな結婚生活のスタートとして、大きな花を添えるものになるでしょう。
お二人が理想の結婚式を挙げるために、ここでは結婚式場の探し方を、ポイントをしぼって紹介しています。
結婚式場の探し方の手順
まず、結婚式場の探し方の手順をつかんでおきましょう。
1.どのような結婚式を挙げたいのかを二人で整理しておく
2.結婚式場の情報を集める。
3.結婚式場を探す。
4.希望条件にあった式場のブライダルフェアに複数行ってみる。
5.ブライダルフェアを体験して、気に入った結婚式場を選ぶ。
上記の流れに沿って説明を進めていきます。
どのような結婚式を挙げたいのかを二人で整理しておく
最初に、お二人がどのような結婚式を望んでいるのかを整理しておくことが大切です。
挙式は国内でするか海外なのか
国内で挙式をするのか、海外で挙式をするのかで、形式も準備も大幅に変わってくるので、最初に検討しておきましょう。
国内挙式
国内挙式では、人気の式場はすぐに予約がいっぱいになってしまいます。
良い季節、良い日取りで行いたい場合は、余裕をもって、半年から1年ほど前からの準備期間が必要です。
国内挙式では、おめでた婚や、転勤などの諸事情により、急いで結婚式を挙げたい場合でも、柔軟に対応できます。
お急ぎ婚カップル向けのプランなども充実しています。
また、参列者が多い豪華な挙式、親族と親しい友人のみで行うシンプルでアットフォームな挙式をおこなえるなど、自由でにプランを調整できる点は国内挙式の魅力ですね。
海外挙式
最近は、海外で挙式をするカップルも増えてきています。
海外では挙式のみで、披露宴は帰国後に、お披露目パーティ(1.5次会)を行うカップルが多いです。
海外挙式は、一式がパッケージプランになっている事が多いので、準備は比較的シンプル。
そのため、挙式前の準備は、国内挙式と比較すると大分ラクになるという理由で、人気のようですね。
挙式をする場所はどこにする?
二人の理想の結婚式を行うためにも、また一緒に祝っていただくゲストのためにも、結婚式を行う場所選びは、慎重に決めることが大事です。
結婚式場を、「二人のあこがれの場所で挙式をする」のか、「どちらかの出身地近くでするのか」、「親族優先で交通の便を考えて場所を選ぶ」のか、それとも「会社関係の招待客のことを考えて場所を選ぶ」のかを決めておきましょう。
どんな場所で、どんな雰囲気の中で、結婚の誓いをしたいのかを二人でよく話し合って、挙式の場所を選びたいものですね。
挙式のスタイルを決めよう
挙式のスタイルには、大きく分けて3つあり、教会式、神前式、人前式があります。
先輩カップルが選んだ割合を紹介すると、教会式が56.2%、人前式が27.4%、神前式が14.4%となっていて、教会式が一番人気のようです。
教会式
チャペルで神に結婚を誓うスタイルで、司会は牧師さんがするものです。
聖歌隊やオルガニストが挙式を荘厳な雰囲気に盛り上げます。
人前式
ゲストから承認を得るスタイルで、結婚式に列席しているゲスト全員に向けて結婚を誓います。
宗教や格式にとらわれず、決まった流れもないため、アットホームな雰囲気が特徴です。
神前式
日本の伝統的なスタイルで、結婚を祖先の神々に報告するという昔ながらの挙式です。
親族や年配層にはとても喜ばれる、日本の伝統美を感じられる雰囲気になります。
挙式スタイルによって衣装も雰囲気も変わってくるので、二人に合ったスタイルを選びましょう。
結婚式場の種類はどうする?
結婚式場の種類には、結婚専門式場、ホテル、ゲストハウス、レストランなどがあります。
それぞれ雰囲気や予算も異なるので、カップルお二人はもちろん、両親とも慎重に話し合いましょう。
結婚専門式場
結婚式を挙げる目的で造られた施設で、挙式に必要とされる設備が充実しています。
チャペルや結婚式場、ブライズルーム、親族控室、ウェイティングスペース、フォトスタジオなど必要なものが全て完備しているため、準備もスムーズです。
ただ、完備しているだけに、ヘアメイクさんや、カメラマン、衣装などは、外部から持ち込むことができないところも多いのです。
とはいえ、結婚専門式場は、婚礼のしきたりやマナーにも精通したウェディングプランナーがいるので、結婚式の相談はもちろん、段取りもすべてお任せできるところが安心ですね。
ホテルウェディング
宿泊施設ですが、挙式や宴会場を備えた施設。
駅周辺や駅と直結しているホテルも多く、アクセスが便利で街のシンボルとなっていることもあるので、案内がしやすいところが特徴です。
宿泊施設を備えていることは、挙式前日に泊まってゆっくり心の準備ができますし、遠方からのゲストの対応にとってもメリットですね。
豪華なインテリア、優雅な空間、良質なサービスを提供してもらえることは、ホテルウェディングの醍醐味でしょう。
また、トラブルの際も、人材教育が行き届いているスタッフが対応するため、安心です。
ゲストハウスウエディング
邸宅や一軒家レストランを貸し切って挙式・披露宴をするものです。
ヨーロッパの貴族邸宅風や、南国の高級リゾート風ヴィラなど、日常では味わえない雰囲気の施設もあれば、都市部の中心でアクセスに便利な施設や、郊外の自然に囲まれた別荘風のものまでさまざまです。
形式ばらないオリジナルな結婚式をすることがウリで、自宅にゲストを招待しているかのような、アットホームでカジュアルなウェディングをすることができます。
チャペルのほか、ガーデンやプールが併設されていることも多く、ロマンチックな大階段やバルコニーも備えている施設も珍しくありません。
写真映えを意識した美しい記念撮影を、ゲストとともにできるのも嬉しいポイントです。
色々なタイプのゲストハウスがあるので、二人のニーズに合った式場を探しましょう。
レストランウェディング
レストランとして営業しているお店を貸切る形で、結婚式を開催する方式です。
アットホームな雰囲気でゲストをおもてなし出来ることや、シェフ自慢の美味しい料理で、ゲストに気持ちを伝えることができるのが最大のウリです。
モダン、クラシック、オリエンタルなど、お店のコンセプトによって内装や料理もさまざまです。
料理にこだわってみたり、二人らしさを表現したオリジナルな演出にも幅広く対応できるのも魅力ですね。
ただ、結婚式を挙げるためのスペースではないため、「ブライズルームや親族控室、設備は整っているか」、また「ウェディングプランナーの手配が可能かどうか」も、事前に確認する必要があるでしょう。
ゲストの人数はどのくらいにする?
結婚に関するWEBアンケート調査によると、結婚式の招待人数は、全国平均で65.5名です。
地域によっても招待人数に差があるようですが、「親族のみの挙式にするのか」、「親しい友人のみ呼ぶのか」、「会社関係の方々まで呼ぶのか」を、考えておく必要があるでしょう。
海外で挙式をする場合、ゲストは誰も呼ばなかったという方もおられます。
また、「二次会を考えず披露宴だけ開きたい」、「呼びたい人は全員呼びたい」というカップルの中には、100名を超える大人数を招待しているケースなどあり、個々によってさまざまです。
遠方のリゾート地で結婚式を挙げる場合は、ゲストの負担も大きいので、30名くらいの少人数でおこなうカップルは多いものです。
少人数の結婚式は、アットホームな雰囲気で料理をゆっくり楽しめますし、ゲスト一人ひとりとの時間を大切に考えるカップルにとっては、最適ですね。
全国平均である60名程度を招待したカップルの口コミによると、ゲスト全員の顔が見渡せるくらいの人数が、ちょうど60名だったということです。
あまり盛大な式を考えず、親族や会社関係の人、友人をバランスよく招きたい、という場合は、60名を一つの目安に考えておくと良さそうですね。
かける費用はどのくらいにする?
結婚式場探しで悩むことの一つとして「費用」のことがありますよね。
理想の結婚式を挙げるためには、まず、結婚式の費用の相場を知っておく必要があるでしょう。
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、2019年の結婚式費用の相場は平均377.9万円です。
「そんなにかかるの?」と思われたカップルもおられると思いますが、実際には親からの援助やご祝儀もあるので、意外にカップルの持ち出し金額は思ったより少ないものです。
挙式にかけられる費用は、ご祝儀を2万~3万として考えると、
(ゲスト人数×2.5万円)+ご両親から期待できる援助金額+カップルが用意できる金額
で大体の目安が把握できます。
でも、計算してみた結果、「理想の結婚式をするための費用が足りない」と感じたら、工夫することで何とかなるものです。
例えば、
などを工夫することで、比較的、費用を抑えることができます。
結婚式の時期を決める
結婚式の時期は、自由に選べますが、せっかくなら自分たちもゲストも、満足できる時期を選びたいものです。
人気の時期を選ぼうと思うと、早めの式場予約が必要になったり、費用も高くなったりします。
また、年末、年度初めや年度終わりなど、世間が忙しくしている時期を選ぶと、ゲストに負担もかけるので、慎重に話し合いたいところです。
人気の結婚式の時期
結婚式の時期で最も人気があるのは「11月」です。
天候に恵まれていたり、11月7日(いいなの日)、11月22日(いい夫婦の日)、11月23日(いい夫妻の日)に合わせて結婚式を挙げるカップルが多いというのも理由の一つです。
次に人気が「10月」です。
残暑もなく気候的に過ごしやすく、台風の心配も低いなど1年で特に天候が穏やかな時期ということが人気の理由でしょう。
仕事が落ち着いている時期であったり、長い連休もないので旅行などスケジュールが空いている場合も多く、ゲストにとっても喜ばれます。
こういった人気の結婚式の時期は、他のカップルも結婚式を挙げたい時期。
呼びたいゲストも、他の結婚式の参加のために断られるかもしれません。
出来る限り、早めに段取りをして、式場を抑えるようにすると良いでしょう。
不人気な結婚式の時期
人気のない時期は「8月」です。
結婚式での服装は、比較的厚手の生地のものが多いので、暑さで不快感を感じます。
台風の盛んな時期ということも心配ですね。
また、ゲストの待合室でも、涼しい環境を提供したり、夏場は、特にのどの渇きをうるおすウェルカムドリンクの配慮も必要になってきます。
そして夏休みやお盆の時期なので、旅行や帰省などの都合もあり、結婚式を設定すると、ゲストに負担を感じさせやすい時期となることが不人気の理由です。
結婚式に不人気な時期として「1月」も有名です。
年始として帰省しているゲストもいたり、気候的にも寒い時期となり、地域によっては積雪などの悪天候も予想されるからです。
この時期も、ゲストに負担をかけないように、カイロを用意したり、暖房設備などを完備した環境の配慮が必要です。
人気のない時期は、負担が大きいものの、結婚式場の費用がお安くなっている時期でもあります。
結婚式は、お二人の記念となる一大イベントなので、お二人にとって一番良い時期を選びたいものですね。
結婚式場の情報を集める。
「二人にとって、どのような結婚式が理想なのか」というイメージが、付いたのなら、次は式場の情報を集めましょう。
理想の結婚式場の出会い方は、適切な情報集めから始まります。
ここでは、理想の結婚式場に出会うために、先輩カップルは、どこから情報集めをしたのかを紹介します。
結婚情報誌
結婚情報雑誌は、ゼクシィのような雑誌が有名ですよね。
式場の特典やお役立ち情報を調べるのにとても便利です。
本屋に行けば結婚関係の雑誌がたくさん並んでいます。
色々な結婚情報誌があるので迷ってしまいますが、特に人気で評判の良い情報誌を集めてみました。
ゼクシィ
結婚準備、会場探し、お金のこと、マナーなど、この雑誌1冊ですべてがわかる定番中の定番情報誌。
都道府県ごとに発行されているので、その地域に合わせたお得情報や式場情報が分かります。
ゼクシィ Premier
ゼクシィシリーズは多数ありますが、ゼクシィ Premierは33歳以上をターゲットとした大人向け情報誌。
20代とは違う大人の結婚式の情報が満載。
大人ゲストが、グっとくるウエディングのつくり方や、外さない大人の結婚式のマナーなど抑えておきたい情報が充実。
25ansウエディング
1980年創刊の25ans(ヴァンサンカン)の姉妹紙。
エレガントな結婚式を挙げたいカップル向けのラグジュアリー・ウエディングを提案するムック本情報誌。
地味婚ではなく、派手婚をしたい女性(男性でもOK)によく読まれている雑誌。
式場選びはもちろん、ドレスやジュエリー選びの情報も掲載。
VOGUE Wedding
世界で最も影響力のあるファッション誌『VOGUE』の日本版。
20代から40代のモード・ハイエンドスタイルの情報が豊富な結婚情報誌です。
世界トップのフォトグラファーおよびモデルを多彩に起用した、ちょっぴりセレブのウエディングをもとめるカップルに最適の雑誌です。
結婚式場の紹介サイト
結婚式場紹介サイトとは、色々な結婚式場の情報や、結婚式の準備に必要な知識などの情報を集めたサイトのことをいいます。
国内や海外の結婚式場を、地域や特徴、キーワードなどから検索できたり、実際にその式場を利用したカップルの口コミや、写真などからイメージをつかむこともできます。
ハナユメ
ハナユメは「ハナユメ割」という大幅値引きや特典などで、特に「半年以内に結婚式を挙げたい」多くのカップルから人気を得ているサイトです。
その他、後払い可能なシステム、定額制といったお得なサービスプランも提供しているので、予算に少々不安を感じつつも、理想の結婚式を挙げたいカップルにも好評を得ています。
テレビCMなどによって認知度がアップしているので、利用者も多く安心して使えますし、いろいろなキャンペーンも実施している一押しの結婚式場紹介サイトです。
⇒結婚式場探し・ブライダルフェア予約サイト【Hanayume】
ゼクシィ
結婚するカップルで、知らない人はいないといっても過言ではないゼクシィ。
情報量が豊富で、予算10万円代から結婚式ができる格安プランや、200万円以下でも理想の結婚式ができたというカップルの口コミも多い人気のサイトです。
相談カウンターは、全国に約60店舗もあるので、最寄りの店舗で気がるに相談に行けるところがよいですね。
結婚式場の検索はもちろん、結婚全般のことも含めてサポートする体制が充実しているので、迷うことなくスムーズに式場選びを進めていくことができます。
⇒【ゼクシィ】結婚式場予約 お好みの条件でぴったりの会場が見つかる
マイナビウェディング
花嫁さんの本音のアンケート結果から、知りたい情報だけをピックアップした結婚情報が満載のサイトです。
式場選びはもちろん、ドレス選び、二次会会場の手配や婚約指輪・結婚指輪、エステなど結婚に関係する情報を得たいならこのサイトだけで十分といえるでしょう。
結婚式の割引プランも充実しているので、いう事なしのマイナビウェディングなのですが、ゼクシィと比べて、選べる結婚式場数が4分の1程度にとどまることや、式場の対応エリアが関東・東海・関西に限られているところが少し残念です。
結婚スタイルマガジン
他の結婚式場の紹介サイトに負けないお得プランを集めた「婚スタ割」が評判のサイト。
最大20万円のご祝儀キャンペーンは、予算に不安なカップルの心強い味方なんです。
また、サイト内では情報が充実しているのはもちろんですが、文字が苦手な方でも「結婚ラジオ」という音声で、結婚に関する知識が簡単に付けられます。
特に、結婚が決まったカップルの疑問を解消する音声記事は、かなり参考になりますよ。
⇒カップルに優しい結婚式場予約サイト「結婚スタイルマガジン」
希望条件にあった式場のブライダルフェアに複数行ってみる。
候補にしたい結婚式場をある程度、しぼれたらその式場のブライダルフェアに行ってみましょう。
ブライダルフェアとは、結婚式をイメージしてもらうために行われるもので、結婚式場の見学や、実際に式で出されているコース料理の試食、ドレスの試着などができるお得なイベントなんです。
ブライダルフェアの参加は、無料で実施されていることがほとんどで、参加することでドレスや装花の割引、料理のランクアップなど、かなりお得な特典が付いたりします。
結婚式場選びをする人の8割が、ブライダルフェアに参加しているとまで言われているので、会場のイメージや雰囲気をつかむためにも、必ず行くようにしましょう。
ブライダルフェアを体験して、気に入った結婚式場を選ぶ。
いろいろな式場のブライダルフェアに参加していると、「どの式場のブライダルフェアだったかな」とか「あの式場は、どんな感じだったかな」と忘れてしまうこともあるでしょう。
しっかり、メモをとったり、撮影しておいて、式場選びの判断材料にできるようにしておくことを、おススメします。
また、二人にピッタリの結婚式場を選ぶために、ブライダルフェアでは意識しておくポイントを決めておくことが大切です。
そこで、ブライダルフェアでのチェックポイントを下記に紹介しますので、参考にして下さい。
式場の立地条件など
式場へのアクセスのよい立地条件は、ゲストにとっても嬉しいものです。
公共交通機関ではなく、自家用車で来られるゲストもおられます。
また、式を挙げるお二人にとっても、衣装など結婚式の準備用品といった大きな荷物を運ぶ場合、車の方が利便性は上がることから駐車場の有無は大事です。
式場周辺の治安が良くない場合や、結婚式に違和感を覚える施設などがある場合は、せっかくの雰囲気を壊してしまうことがあります。
式場から見える景色も重要です。
非日常感あふれる特別なイベントなので、大切な雰囲気をこわさない式場であることが望まれます。
宿泊施設がある式場なら、式前日に宿泊し、結婚式に向けた心の余裕を持たすことができます。
また、結婚式当日に宿泊できるなら、ゆっくりと大切なゲストと共に語り合ったり、飲み明かしたりと、喜びを分かち合うこともできますよね。
式場内の設備
ゲストの中には、高齢の方や障がいをお持ちの方もおられるでしょう。
すべてのゲストに気持ちよく祝ってもらうために、不便を感じさせない会場に配慮しましょう。
管理が行き届いていない化粧室は、清潔感を失いゲストに不快感を与えます。
また、化粧室の数が少ないと、行列ができてしまうこともあり、ゲストに負担をかけてしまいますし、余計な気を使わせてしまうことにもなります。
小さい子連れのゲストにとって、授乳室は必須です。
授乳室としての部屋がない場合でも、一角をパーテーションで区切るなど、授乳スペースの確保の配慮が必要でしょう。
早めに式場に到着したゲストのための控室は必要になってきます。
また、お色直しやメイク直しのための部屋の有無も重要です。
禁煙の流れになって来ているものの、ゲストの中には、喫煙者がおられるかもしれません。
特に、親族など年配者の中にも、喫煙をされている方はおられるかもしれないので、喫煙ルームがあるかどうかのチェックもしましょう。
写真やカタログ、ホームページで紹介される式場のイメージと、実際に目で見た式場は異なる場合も多いのです。
「思っていた雰囲気と違った」とならないように、自分の目で式場を確認しておくことが大切です。
コース料理
試食会があるブライダルフェアは、料理に自信があるといえますが、実際、ご自身でも食べてみて、「価格に見合った値打ちのある料理かどうか」「ゲストに満足してもらえる料理かどうか」をチェックしましょう。
基本の料理プランに、アルコールドリンクやカクテルのほか、オシャレな飲み物が含まれていると思っていたのに、定番のソフトドリンクとお茶しか付いていなかったというケースは多いもの。
「基本プランに、どこまで含まれるのか」「ドリンクの種類を増やすために、追加費用がかかるのか」の事前チェックをしておきましょう。
子供連れのゲストの中には、子供も楽しめるメニューを望まれる方や、アレルギーで悩んでいる方もおられるでしょう。
特にアレルギーは深刻なものなので、対応できる式場ならポイントは高いです。
衣装やヘアメイク
式場の雰囲気も料理も気に入って、式場を決めたけれど、選べる衣装が少なくてガッカリだったという、先輩カップルもおられます。
持ち込み可の式場なら心配いりませんが、「豊富に選べる衣装はあるのか」「お気に入りの衣装はあるのか」を確認しましょう。
衣装は、ドレスショップ専門店でこだわりのものを選びたいという花嫁さんもおられますよね。
式場が提携している衣装屋さんからしか選べない場合は、どうしても選択の幅が狭くなります。
式場によっては、提携しているヘアメイクさんに頼まなくてはならないところもあります。
普段からお世話になっている美容師さんや、お気に入りの美容師さんに、結婚式のヘアメイクをお願いしたいという花嫁さんは、提携外のヘアメイクを認めている式場を選びましょう。
結婚式のこと
10月8日【永遠(とわ)のひ】、11月22日【いいふうふ】などの良い語呂合わせの日、クリスマスやバレンタインデーはもちろん、連休が多い時期、気候が安定していて晴れの日が多い秋などの挙式は、人気です。
せっかく気に入った式場が見つかっても、希望日が空いていなければ残念なことになるので、早め早めの段取りで挙式日を抑えましょう。
結婚式の所要時間は、平均3時間~3時間半程度。
自分たちのしたいことが時間内にちょうどよく収まるのか、時間配分を検討するために式場を利用できる時間を聞いておきましょう。
式場の提携外の外部の業者から、引き出物を持ち込む場合に、持ち込み料が別途かかることがあります。
また、持ち込み自体を認めていない式場も多いものです。
「引き出物は、自分たちのこだわりのものを選びたい」というカップルは、確認しておいてくださいね。
定番のプロフィールムービーや、最近では、ケーキ入刀の代わりに、ケーキにシロップをかける「カラードリップケーキ」という演出も人気です。
二人が希望する演出が可能かどうかも、式場選びの判断となりそうですね。
会場の飾り付けは、結婚式の雰囲気にかかわる大切なポイント。
結婚式会場には、ウェルカムスペースなど、こだわろうと思えば無限に飾り付けスペースがあるので、「もっと考えて、飾り付ければよかった」と後悔するカップルも多いようです。
ブライダルフェアでは、本番と同様の装飾を見学することが出来るので、本番のイメージをふくらますとともに、ご自身の納得のいく飾り付けに対応できる式場を選びたいものです。
お金のこと
人気の時期や、大安、友引など縁起の良い日は、なかなか予約が取れません。
でも、皆さんが興味をひかない日は、裏を返せば挙式をするカップルが少ないので、特典が付けられているケースも多く、費用面ではかなり有利になります。
自分たちだけの記念日が、結婚式をするカップルが少ない時期なら、お金の面ではチャンスといえるでしょう。
いくつもの式場を見学していると、自分たちに合ったステキな式場が、複数見つかることでしょう。
その中から最良の選択をしたと思って予約した式場でも、後になって「やっぱり違うかな」と感じるところも可能性としてゼロではありません。
また、結婚式直前で、何らかのトラブルに巻き込まれたり、思わぬ病気やケガで、しぶしぶキャンセルをしなければいけないことも。
万が一のそういった事態に、スムーズに対処できるように、何日前からキャンセル料金が発生するのかを知っておくことは重要です。
式場を抑えるために、一般的には仮予約があります。
希望の日程で、1週間から10日間程度、キャンセル料不要で抑えることができるので、とても便利な制度ですね。
でも、式場によっては仮予約を認めていないこともあり、会場を抑えるために申込金が発生するところもあるので、事前に確認しておく必要があるでしょう。
「イメージピッタリの式場で、サービス内容も満足!」と喜んでいたものの、初期見積りは最低ランクの料理だったので、追加料金がかかった。
「選んだ衣装が、追加料金が必要なプランのものだった」「見積もりしてもらったプランに、希望していた演出サービスが含まれていなかった」と後悔しているカップルも多いものです。
直前に、「そんなハズじゃなかった」とガッカリしないためにも、初期見積り段階から、どこからどこまでのサービスが含まれているのかを、しっかり把握しておくことが大事です。
以上、ブライダルフェアで確認したいことや質問しておきたいことのリストをご紹介しました。
一生に一度の最高の結婚式を挙げてくださいね。